痒みやおりものの匂いとか、色々と気になるの。
悩んでいる人はたくさんいるのよ。
どうしてこんなに多いのかしら。
デリケートゾーンは体の中で1番、過酷なエリア。
だってそうでしょう?
皮膚が薄く敏感な箇所にも関わらず、排泄器官に囲まれ、下着やおりものなどで蒸れやすいんですもの。
確かに過酷!
間違ったお手入れで、菌が繁殖して炎症も起きやすくなるのは当然よ。
だから正しいケアをして欲しいの。
\ 教えて~ 尚伽先生!/
まず、大事なことは、膣には本来自浄作用があるということ。
健康な膣は酸性でph3,5.ちなみにこれは赤ワインと同じ(笑)。アルカリ性に近づくと、それに比例して菌に弱くなります。
つまり腸と同じように本来もっている常在菌のバランスが崩れると、カンジタなど菌が繁殖し、クラミジア感染症やトリコモナス膣炎などにかかりやすくなるということ。
それには不規則な生活やストレスで免疫力が下がることも関係しているけれど、誤ったお手入れにも原因が。
ボディソープで顔を洗わないように、髪や顔は専用のお手入れをしていますよね。
まずは、洗いすぎをやめる!
「えっ⁉ 清潔にしてどうして悪いの?」そう思いますよね。
洗浄力の強いソープで洗うことで、常在菌も殺してしまうんです。おりものが気になるからと言って、膣の中まで強い洗浄剤で洗ってしまうと逆効果に。低刺激のソープを良く泡立てて、膣周りを優しく洗いましょう。
そして膣内を健康に保つために、良質な常在菌を増やすこと。
腸内環境同様に、「膣内環境を整える」ことが大事です!
ココカラ ちょっとお勉強 ✍
少し専門的になるけど、常在菌(デーデルライン桿菌)は、膣壁のグリコーゲンを栄養素として繁殖。
そのグリコーゲンは代謝によってつくられ女性ホルモンの作用で活発になります。
年齢と共に女性ホルモンが減少するから、膣内環境は年々悪化しがちになるという訳。
代謝をあげて膣内環境を整えるためには、良質なオイルでマッサージがとても効果的です。
お顔のマッサージで新陳代謝をよくするのと同じ。血流もアップして、膣壁もふっくら。
特にルナフルには、植物性の女性ホルモンが含有されているので、常時菌にとって嬉しいオイルです。
その他には、デリケートゾーンを蒸れさせないことも大事。
下着を綿素材やシルクに換えて、締め付けないように。
経皮吸収の高い箇所だから、生理用品やシートなどもなるべく合成素材を使わないことをお勧めします。
ウォシュレットも使い過ぎは、水道水の塩素で、返ってカブレやすくなるから要注意です。
デリケートゾーンの悩みランキング
1位 ニオイ
2位 痒み
3位 おりものの状態
4位 黒ずみ
でも、基本は簡単!
まとめると、抗生物質などで対処療法的に症状を抑えても、それによって抵抗力がなくなり、他の症状が現れたり、同じ症状を繰り返すことに。
異常があるときはまずは病院で検査を。良くなったら、なるべく薬に頼らないようにしたいですよね。
ひとつひとつの症状に対応するのではなく、「健康な膣を手に入れる」ことで、痒み・痛み・匂い・吹き出物・くすみなど、全て解決!
自然治癒力を高めるケアをすることで、この先ずーっと快適なデリケートゾーンを手に入れましょう!
自然治癒力を高めるケアを続けることで、この先ずーっと快適なデリケートゾーンを手に入れましょう!